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2013/12/30

戦争はなくならない

戦争はなくならない。戦争は必ず起こる。
そう思わせておいて、局部戦で適度な紛争を起こし、「備えあれば」と消火器のように武器を売る。
世界中が軍備を捨てて農業を進化させれば、本当は飢えた人々や難民を出さずに済む。
そんなことは百も承知で武器を売り、紛争の種をまく。
人類が不平等で出来ていないと困る人たちが居るからだ。
ハンバーガー1個を作る水とエネルギーで何千人もの子どもの命を救えるというデータもある。
世界は不平等に出来ているからこそ、我々は人間らしい生活をするという事になる。

外交の基本は正しいことを主張するのではなく「相手の立場になって考える」ことだ。
イスラム教の友だちの前で豚骨ラーメンを「美味い、君もどう?」と食べれば、友だちは不愉快になるだろう。
今最も「相手の立場」を考えたいのは中国でも韓国でもなく、日本の総理だ。
元々性善説を採る僕は、私利私欲でここまでの動きをしているとは思えない。
国民を豊かにしたい、護りたい、毅然と主張したい、その事は解らないでもない。
ただ今の方法論は決して望む方向には行かないと、僕だけでなく多くの国民が懸念している。
なぜここまで原子力に拘るか、なぜ沖縄を軍事拠点から外せないか、立場を解って論点を絞って反対しなければ、結局お金で解決されてしまう。
ここは首相を完全論破できるだけの代案を作り突きつけなければ、いくら喚いても覆らない。もちろん黙っていると何も伝わらないが。
「立場」を解らず正面から噛みつくと、みのさんや猪瀨氏のように別件で潰されてしまうこともある。(日本にも工作員が居るのかなあ)

武器や原子力技術を売ったり、軍事費に多額の投資をすることが、最終的にいかに国益にならないかを証明すれば、政府も鬼ではないし、米国より利益の恩恵が少ない日本ならばこそ方針変更は不可能ではない。
日本なんていくら軍備を持って護っても、セキュリティの薄い中、数人の原子力発電所自爆テロで簡単に国家機能を失ってしまう。
問題は米国だ。「米国の国益になることしかやらない」とはっきり宣言している国が方針転換するには百年かかるかもしれない。軍産複合体もCIAも目を光らせている。
それでも忘れてはならない。米国も日本も議会政治の中で、選挙によって改革できる国であることを。
植民地時代や人種差別がおかしいと思われたのもほんの少し前の事だから。

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無関心ではいけない。まだまだ人間は精神的に進化しなければ。

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コメント

今の日本の総理と議論しても聞く耳もたないンじゃね?言うだけ無駄!などと何人かから言われましたが、話し合いが出来なければ反乱を起こし、戦うしかないのです。そうでなければずっと我慢するしかない。
戦争の流れに乗りたくないのに戦争をしてしまえば元も子もない。多くの戦争は「平和のために戦う」ことで始まる。本当に内紛を起こせばギリシャやシリアと変わらない状況になる。
無理矢理話し合いを設けざるを得ない状況を作る策や、経済を含めたアメリカ追従策の代案を考えないと、不満を漏らすだけの生活では済まない現実が来るのでは・・・

投稿: 上野哲生 | 2013/12/30 05:02

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