最近特に感じていること
★国境★
その昔、国境なんて存在しなかった。
国というものが出来てからも、せいぜい「この川よりこっちが俺の国」とか「峠の向こうはよその国」くらいで、はっきりした地図もなければ線を引いているわけでもなかった。
国境があるから争いが絶えない。そもそも国境なんて人間以外の誰が気にする?
動物も植物も地球自体も、国境でもめることは無い。
国境などアバウトで良い。奥深く入り込めばそれだけその国の濃い文化に出会えるだけだ。国境近くは中立区域であっても良い。混血部分と思っても良い。
曖昧は大事だ。角栄も周恩来も曖昧にしてきたから争いにならなかった。
国境が無くなっても文化が無くなることもない。日本は実際に数十の国の集合体だが、一つの日本国になっても地方の色は失われないことは言うまでもない。
この国益となるはずの国境を守るために、とてつもない量の国益を失う。
★テロ★
石破茂幹事長は特定秘密保護法案に反対する市民デモは、いみじくも「テロ行為とあまり変わらない」と言った。
これは「なんでテロが起こるか」を考えてみると的外れな答えではない。アメリカのようにどうにも覆らない力を持った権力の横暴に対して、弱者の残された唯一の手段となる。(オリバー・ストーンの「もう一つのアメリカ史」をご覧下あれ)
もともと公平な王道を行く国であればそういう弱者の立場を見据えた采配をするであろうから、そういう国は権力争いや革命が起こっても、テロなど起こり得ない。
特定秘密保護法案に対するデモは権力の横暴に対する、残された数少ない手段だ。要するに日本はテロが起きてもおかしくないくらいに、政治が横暴を極めてきたと言うことだ。「テロ行為」と認めたことは、このことを体制側から認めたことになる。撤回してももう遅いよ。
★汚染水漏れ★
「完全にコントロールされている」はずの汚染水漏れは、一向にコントロールされる気配は無い。
もともと原始汚染廃棄物は色んな海に捨てられていた。少し前の世界地図にはそんなことが良く書かれていた記憶がある。
一部のソマリア人がなぜ海賊になったかと言えば、原始汚染廃棄物をそこに捨てるから猟ができなくなったからと聞いた事がある。
そんなことを日常茶飯事にやってきた今の政党は、実は汚染水なんて気にもしていない。本当に身体に悪いのかと思っている人も多いに違いない。
原発再稼働をしたり、日本の原子力技術を売ったり、こんな事が出来るのは「たいした事じゃない」としか思っていないからだ。
僕は原子廃棄物が数日で塩化ナトリウムくらいに変化することが出来るなら、原子力を認めたって良い。原子炉の中で泳いで少しくらい飲んじゃっても死なないなら再稼働を応援したって良い。でもそんなことは生きているうちに出来る技術じゃないだろう。完成していない技術、未熟な操作作業員、隠蔽体質、こんな状態で安全だなんて、秦の趙高の「鹿を指して馬と為す」だ。
誰か計算の得意な人、今の汚染水タンクをどれだけ作れば全ての汚染水をストックできるのか?汚染水タンクは何年で日本を埋め尽くすのか?何年で汚染水タンクの制作費が国家予算を超えるのか、計算して欲しい。
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